2011年02月23日

天ツ風感想レビュー

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2008年にナインテイルから発売された「天ツ風〜傀儡陣風帖〜」
感想です。たまにはゲーム性のあるものをってことでお手軽なお値段
だったので、購入してみた作品。正直言ってこのボリューム内容で
この中古価格の評価はおかしいと思う。もっと評価されるべき作品の
筆頭ですね。


評価

シナリオ:A キャラ:B+ 絵:B エロ:A 音楽:A+

以後ネタバレ注意


シナリオ

いやー熱い熱い。勝ったと思いきや敵はさらなる攻撃を繰り出す・・・
そんな少年漫画的展開の連続。地の文が三人称なので時代劇小説を
読んでいるような気にさせる部分もいいです。故郷の壊滅という
冒頭から凄惨なシーンを起点に物語が始まるため、内容は少々重め。
それゆえ人によっては合う合わないもあるでしょうが、燃えゲーが
好きな人なら楽しめる内容にはなっていると思う。難点をいえば
ちょっと話が長すぎたなーと感じた。共通ルートが異様に長く、
逆に個別は物凄く端的に言っちゃえば最終決戦の部分だけという短さ。
物語的にはほぼ一本道なので仕方がないといえばそれまでなんですが。
あと敵がゾンビすぎ(笑)七人衆の皆さんどんだけ再登場するんだよ。
最終決戦で文字通りゾンビで敵が復活する場面があるのですが、
流石に影斎は復活させなかったのでまだ良かったですけど。
いい加減死ねと何度思ったことか(笑)

キャラ

主人公のちんま、じゃなかった陣馬様がカッコイイです。
ストイックな主人公で遊びの部分はほぼありませんが、こういう
主人公もたまにはいいですね。モテモテなのも納得出来る。ヒロイン
達も中の人の豪華っぷりも相まってとても魅力的。みるさんとか
反則だよなーと感じました。朱火可愛いよ朱火。ロリキャラと
年増キャラ(オイ)に綺麗に分かれるのですが、やはりどちらか
と言えばロリ勢のほうが良かったかな。七人衆の皆さんも敵役と
して十分な感じですし、ラスボスに至ってはいいところ全部持って
いってしまっている部分もあるほど。敵は確かに悪人ではあるん
だけれど、目的に対する信念を持っていてどこか憎めないところ
のあるキャラが多い中で道眼さんと業鬼の外道っぷりが逆に光って
いた。こういう救いようがない悪党も物語には必要ですね。かはは。



まずADVパートですが、立ち絵が動きまくり。ここまでADV
パートで魅せられるとは思わなかった。ADVで出来る演出の最高点の
一つといえるでしょう。ゲーム性もここで触れますが、ただの
じゃんけんゲームと思いきやなかなか奥が深い。確かに運要素も大きい
ですが、スキルカードなど戦略的な要素もあり運ゲーと断じるのは
いささか早計かと。皆がやり込む理由もわかります。難易度もいじれ
ますし、最悪スキップも出来るので苦手な人も手軽に出来る設計には
なっています。このゲーム最大の鬼門はやはり「絵」。夕姐さんと
紗代姫の担当は問題ないですが那爪と朱火のほうが・・・絵のバランス
が何かおかしい。この絵を容認できるかどうかがこのメーカーを好きに
なれるかどうかの分水嶺となっていると思います。

エロ

絵の項目で言った好みの問題を容認できるなら実用性はかなり高い。
やはり忍者ものに陵辱パートは欠かせないですよねー。私は陵辱スキー
ではありませんが、これはアリだと思います。変則的なものは少なく、
和姦がメインですし。バッドエンドですけど高貴な姫が堕ちる調教
シーンはエロさ抜群。芹園みやさんがいい仕事してました。外道
キャラの道眼さんと業鬼の大活躍の分野だったりもする(笑)

音楽

登場キャラ一人一人に専用BGMが存在するという狂った作り。
しかもどれも名曲ぞろいというからたまらない。OP曲の
「天尽風」は神曲。この曲が番の玉繭のシーンで流れた時
は心が震えた。カッコよすぎだろ・・・。ED曲も時代劇らしい曲
でよかった。

総評

絵のせいで敬遠されがちですが、それでスルーしてしまうには
あまりに惜しい作品。スタッフのこの作品に掛ける思いみたいなもの
をひしひしと感じました。この天ツ風はマシーナクロニクルという
物語の作品群の一つらしいので前作の「機械仕掛けのイヴ」
やってみたくなりました。今作は値段もお手頃ですし、コスパ的にも
やってみる価値は十分にあります。
posted by ゆーく at 23:39| Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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