2011年07月24日

天使憑きの少女レビュー

2006年に今は亡きNailから発売された
「天使憑きの少女 〜Related with ”Present for you”〜」
の感想です。物凄くマイナーな知る人ぞ知る作品ではありますが、とても
よく出来てます。これはいい群像劇。いろいろと考えさせられるお話でした。
もっと評価されていいだろ・・・これ。マジいい話。

評価

シナリオ:A キャラ:B+ 絵:B+ エロ:B 音楽:A


総合評価点数 80点

以後ネタバレ注意


シナリオ

一つの奇跡の物語をマルチザッピング形式で追っていくという構成。
各章で主となるキャラクターが変わりますが、やはりこれは真理愛の
成長物語といえるでしょう。眠り姫や澄香のように過酷な境遇に晒さ
れていても自分の生に後悔なく自分はいられるのだろうか・・・。
そんなことを思ってしまいました。自分が辛い時に人に優しく出来る人
は真に強い人、とどこかで聞いたことがありますがあの二人のような
人のことをいうのでしょうね。自分だったらどうだろう?たぶん自分の
境遇を呪い、絶望してしまうんだろうな・・・一章での真理愛のように。
これは推測ですが、神様は物事が始まる前から眠り姫の願いを分かって
いて澄香の奇跡を起こすことを決めたのではないかと思いました。
この物語は全てが予定調和、神と天使たちの手のひらの上での出来事
だったといえるのかもしれません。もちろん皆の想いがなければ起こら
なかった奇跡ではあるのですが・・・。

キャラ

三章から出てくる輝明くんはなかなかのいいキャラだったと思います。
ああいう軽いけど決めるところは決めるタイプのキャラは大好きです。
ヒロイン陣だと真理愛と相葉姉妹がいいですね。特に会長がいい。
会長は俺の嫁。エレナ嬢いい仕事してます。もうちょっと会長がデレる
ところをみてみたかったなあ・・・。



水原優さんと高瀬ひろさんのお二人が担当。二人とも結構好きな感じの絵
ですが、微妙なところもちらほら見られました。一番微妙なのがエンド
ロールの一枚絵・・・あれはどうにかならなかったんだろうか。正直
あれで感動が若干萎えた。最後って大事ですよね。非常に残念。

エロ

エロが必要か?と言われれば確かになくても成立する内容だったとは思う。
ただ紗雪・絵里香・澄香の三人に関しては個人的にあってよかったと思い
ました。でも睦美と真理愛のシーンは無理やりすぎ(笑)あれなくても
いいから大人真理愛のシーンいれてほしかったかも(まあそれも無理矢理
感はありますが・・・)

音楽

劇中BGM・ボーカル曲ともに高水準。とくに「祝福の日々」はヤバい。
エンディングでこんな曲流れたら泣いてまうやろー。OP曲の「聖なる罪」も名曲だし。OPムービーは何度も見返しました。なんかかっこいい。

総評

「生きる」こととか奇跡の意味とかいろいろ考えさせられる作品。何事も無く
生きられるって幸せなんだなあ。すでにブランドも解散し、完全に埋もれて
しまっている感はありますが、シナリオ重視の人ならこれはやる価値はある
と思う。探せば安く手に入ると思うのでぜひやってみてはどうでしょう。
Asterとか好きな人は期待を裏切らないんでないかと。良いゲームです。
posted by ゆーく at 03:26| Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: