2011年11月19日

天使のいない12月レビュー

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2003年にLeafから発売された「天使のいない12月」
レビューです。結構前に特価で買ったのをふと思いだし、
やってみました。欝ゲーと聞いていたのですが全然違いましたね。
ただ切ないゲームではありました。なかなか面白かったです。
ぶっちゃけエロゲっていうより18禁であることを上手く使った
作品と言ったほうがいいかもしれない。

評価

シナリオ:A キャラ:B+ 絵:A+ エロ:B− 音楽:A+


総合評価点数 78点

以後ネタバレ注意

シナリオ

なかなか考えさせられるお話。ただ厨二病全開なお話なので人は選びそう。
七烏未奏さんとか好きな人なら好きなシナリオじゃないかな?とりあえず
私はこういう話大好物ですんで全く問題なし。鬱ゲーという人もいるみたい
だけど、救いのないような終わり方はなかったので私は欝とは感じません
でした。鬱ゲーってのはゆきうたの先生ルートのように救いがないものを
欝であると私は定義してるのでこのくらい平気。スタッフのコメントにも
あるようにあのエンドを始まりと考えればどのルートも前向きに解釈できる
しね。ただ真帆ルートだけはちょっと切ない終わり方で別の意味で欝に
なりましたが・・・。あれは切なすぎる。

キャラ

登場人物の大半が厨二病患者(しかも末期)しかも主人公・ヒロイン共に
恋愛感情を持ってる奴がほぼいない。みんな逃避だったり、馴れ合いだったり
自己愛だったりと別の理由で関係を持つ。こういうゲームも珍しい。メイン
ヒロインの透子は今では絶滅寸前の属性である眼鏡っ子キャラでこのへんにも
時代を感じるなあ。昔はもっといたはずなのに最近は全然みないからです
ねえ。逆に新鮮でした。一番お気にいりはやはり透子ですね。唯一恋愛感情を
持ってると思われるし、主人公に必死で尽くそうとするあの健気さがたまらん。
主人公ももう好きになってやれよ、可哀想だろ(怒)あと何気にアグミオンの
デビュー作なんですよねこれ。流石に初期も初期なんで今とはちょっと声
違いますねーキャスト見て初めて気づきました。



なかむらたけしさんとみつみ美里さんの師弟コンビ。業界でも屈指の知名度を
誇るお二人だけあり、流石の安定感。8年前の作品ではありますが、今出たと
しても絵に関しては全然遜色ないクオリティ。村様もこの頃はいいですね。
ホワルバ2はどうしてああなったんだろ・・・続編ではちゃんと本気出して
くださいよホント。みつみ美里さんはそろそろ新作ださないのかなあ。
これ程の絵が描ける人が作品を出さないのは業界にとっても損失だと思うん
だがなあ・・・。

エロ

回数は多いが絵は使い回しばっかだしテキストも薄いので実用性は低い。
せっかくセックスを題材にしてるんだからもっとエロエロにすればよかった
のに。いろいろと惜しい。

音楽

流石はLeaf、素晴らしい。ボーカル曲・劇中BGMのクオリティの高さは数ある
エロゲ会社の中でも群を抜いている。BGMがアコギやピアノを基調にした
アレンジなのも◯。ただEDを飛ばせないのはちょっとどうなんでしょ。
いい曲だからまあ聞くのは全然苦ではないんだけど・・・うーん。

総評

波長があえばなかなかいい作品。主人公を不快と感じるか共感できるかで
評価は大きく変わってくると思う。この作品を好きな作品の上位に挙げる
人も多いが、それもなんとなく理解できるかなあ。思春期を抜けてあまり
間が開いていない10代後半から20代前半あたりの人にお勧めしたい
ゲームである。
posted by ゆーく at 02:16| Comment(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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