2020年02月12日

MUSICUS!感想

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2019年12月にOVERDRIVEから発売された「MUSICUS!」の感想です。
俺たちの瀬戸口さんが帰ってきた!今作でOVERDRIVE最終作なのは
寂しい限りですが、オバドラらしさ満載の作品でした。

評価

シナリオ:A キャラ:A 絵:A エロ:B 音楽:S

総合評価点数 83点


以後ネタバレ注意

シナリオ

ルートは三日月、輪、弥子、notitleの4つ。ミドルプライスにしては
結構ボリュームがありました。弥子ルートはDr.Flowerが結成されない
ので、他の3ルートは毛色が違う内容になっています。キラキラでいう
文化祭編に近い感じ。

メインの三日月ルートは王道的なサクセスストーリーで読み応えが
ありました。最後ちょっとご都合主義な感じがしたのは気に
なりましたが。キラキラやDEARDROPSと異なり、バンド活動の
光と闇にスポットライトが当てられていたのも良かった。結成から
売れるまで三年経過してるし、音楽業界に限らずチャンスという
ものはどこにでも転がっているけれど、実力だけで掴み取れる
わけじゃない。アシッドアタックを入れてきたのはいかにも瀬戸口さん
らしいなあと思います。最終的に婚約は解消してしまいましたけど、
きらりと鹿之助と違って同じバンドだし馨と三日月はこれからも
お互いを支えあっていくのでしょう。

別ルートの弥子もこれまた王道なストーリー。俺たち青春してるぜ!と
いうのが伝わってくる内容でした。とても優しい世界。でもあのルート
だと三日月はうんこ製造機のままですが(笑)。輪ルートは今が
良ければそれでいいじゃんというロックというかバンドマンらしい
終わり方。でもお互いに恋愛感情はないみたいだし、ルートとしては
微妙な感じも。三日月が馨を「他人を人として見ていない」と
評していたように感情がとても淡白な主人公なので仕方ないかも
しれません。

で、問題のnotitleルート。ヒロインもいるにはいますが、事実上の
馨ルート。一番このルートが瀬戸口さんらしいルートでしたが、
救いがない。キラキラのきらりエンド1は絶望の中で鹿之助はロックに
一条の光を見出しましたがこちらは完全にバッドエンド。最後のEDは
ちょっとしたホラー。澄ちゃんを失って、心を無くした音楽マシンと
化した馨くんは見ていて辛いものがあった。

キャラ

良くも悪くも花井是清の存在がデカすぎる。彼が遺した
「音楽の神様はいるのか?」という問いが全編を通してのテーマに
なっていることからも主人公に与えた影響は果てしなく大きい。
あと金田。好き嫌いが分かれるキャラではありますが、彼もまた
主人公の人生に大きく影響を与えた存在と言えるでしょう。
どのルートでも最後まで主人公と縁を保ち続けますし、とあるルートで
彼が言った「「一緒にいて安心する癒される、俺も同じだよ、
それだけじゃダメなのかよぉ…」はなかなか深い言葉。女性陣はどの
キャラも魅力的でしたが、メインヒロインの三日月とサブだと田崎さん
が結構好き。田崎さんルートちょっと欲しかったかも。あと澄ちゃんが
不憫すぎてなあ・・・。他の人が澄ちゃんはバンドルートにおける
弥子であると考察していましたが、なるほど的を射ていると思いました。



すめらぎ琥珀さんが全キャラを担当。「ガンナイトガール」の頃から
ずっと好きな絵師さんですが、相変わらずいい。ちょっと塗りが気に
なりましたがまあ許容範囲でしょう。ふと思ったのですが、胡桃ちゃん
のデザインはどっかで見たような気がする(笑)。あとロリめぐりん
マジ可愛い。

音楽

さすがのオバドラ。どの曲もいいですが、やはり「ぐらぐら」かなあ。
主人公が聴いて衝撃を受けたのもわかるような気がします。
Dr.Flowerの曲だと「ハジマリのウタ」と「Magic Hour」が好き。
あと文化祭バンドの「真夜中チャイム」「幸谷学園校歌」も良かった。
特に「幸谷学園校歌」はEDムービーがメインルートよりも
凝ってました。ある意味メインルートのEDよりも良かった気が・・・。

総評

流石にキラキラほどの衝撃はありませんでしたが、エンタメ作品と
しては文章も読みやすいし、完成度の高い作品だったと思います。
まあ我儘を言わせてもらうとすれば、もう少し瀬戸口節を味わい
たかったなあ、と。馨くんルートでその片鱗は垣間見ることが
できましたが・・・。きらりエンド1を読んだ時のようなカタルシスが
欲しかった。このゲームをプレイして面白いと感じた人はぜひ
キラキラやスワンソングをプレイしてみて欲しいものです。
posted by ゆーく at 22:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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